再訪の美術館 何もかも違った

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 子どもたちがまだ小学生だったころ、十和田市現代美術館に連れていったことがあったのだが、今回、夫婦2人での青森旅行を計画した折、その行程に組み込んでみた。

 展示されている作品の数々のまあ面白いこと。当時、子どもたちと一緒に楽しんでいたつもり、いや、子どもをほったらかしにして作品を堪能したつもりだったのに、どうやら違っていたみたいだ。当時はなんだかんだ言っても、親として振る舞っていたのだと思う。

 再訪した美術館は何もかも印象が違っていた。2度目だからということもあるのだろうが、同じ作品なのにまるで見え方が違うのであった。大人同士ということもあるだろうし、自分たちが年をとったということも作用しているんだろうけど。

 十和田市は美術館館内だけでなく周辺にも数多くの作品が点在し、建築物も含め街全体がアート空間になっていて、街や景色とともに楽しむ、という感じなので、雨や雪ではなく、晴れの日がよい美術館なのであった。

(朝日新聞秋田版 2026年6月27日掲載)

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