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秋田の大雨被害 住民が片付け作業に追われる 30日にかけ引き続き大雨に警戒

2024年07月27日 20時14分

由利本荘市東由利では大雨による土砂崩れなどで一時、一部の集落が孤立しました。26日に孤立は解消されましたが住民は復旧作業に追われています。

27日時点で国道107号は由利本荘市東由利でおよそ1.3km区間が全面通行止めとなっています。被害が大きかった杉森地区の住民は朝から家に入り込んだ泥を掻き出す作業などに追われていました。市災害対策本部によりますと、東由利や由利地区では林道などこれまで80カ所以上で土砂崩れが確認されています。調査が進んでおらず被害件数はさらに増える見込みです。
県によりますと住家の浸水被害は10市町村で合わせて166軒、断水被害は上小阿仁村五反沢地域の126戸など4市村で合わせて194戸となっています。
気象台によりますと県内は30日ごろにかけて断続的に雨が降り、警報基準を大きく超える大雨となるところがある見込みです。これまでの雨で子吉川では氾濫が発生していますが、引き続き河川の増水や氾濫に最大級の警戒をするよう呼びかけています。