魂込めて戦う、まばゆい球児の姿

阿部 剛瑠

 人生で一番野球に向き合った2週間。全国高校野球選手権秋田大会で選手たちが夏、努力する姿を取材しました。

 勝ち上がり、ひとつ成長した球児に勝利のカギを聞き出しました。夢破れ、涙ぐむ人たちへカメラを向けました。一球一球、魂込めて戦う球児の姿を、スタジオからお伝えしました。

 取材したどの選手をとっても目が燃えていて、まばゆいほどの純真な熱意ときらめきがそこにはありました。取材中ふと頭によぎったのは、最後の夏に涙をのんだ学生時代のクラスメートの姿。同級生のなかに、プロ志望届を出した選手がいました。現在は社会人野球で頑張っています。一方、かつて高校球児だった多くの同級生たちは進学し、サラリーマンになっています。久しぶりに会った運送業界の友人は「悩みもありつつ日々頑張っている」と語っていました。

 今を生きる彼らにとって、夏の大会はどんなものになったのでしょうか。この夏は、野球は、今を頑張った選手たちにとってどんなものになるのでしょうか。

(朝日新聞秋田版 2026年7月24日掲載)

もっと見る >

「テレビの中の人」第一歩

阿部 剛瑠

 4月に入社したアナウンサーの阿部剛瑠(あべたける)です。3月まで三重のラジオ局で働いていましたが、今回、地元・岩手の隣にある秋田で働くことになりました。同じ東北、隣の県とはいえ知らないことが多く、日々新鮮な気持ちで秋田での生活を過ごしています。

 AAB入社後は、まず昼のニュースを担当できるよう練習を繰り返しました。ラジオと違うのは「原稿を読んでいる姿が画面に映ること」。これまで知らなかった技術も多く、まず自分の土台から再構築するべく、勉強し直そうと取り組みました。自宅に姿見を置き「自然にしゃべっているように見えるにはどうしたらよいのか」など、色々模索した研修期間でした。

 目標とした昼ニュースのデビューは5月7日。当日は記者が書いた原稿が放送直前に一気に押し寄せてくるような忙しさでしたが、自分にとって別世界であった「テレビの中の人」としての第一歩を踏み出せた日。あの日の慌ただしさとデビューの興奮を忘れずに頑張ります。

(朝日新聞秋田版 2026年5月15日掲載)

もっと見る >

阿部 剛瑠

ABE TAKERU

プロフィール

アーカイブ