気を引き締めて「トレタテ!」

高橋 正和

 4月から「トレタテ!」は私と藤盛由果アナウンサー、和田幸一郎気象キャスターの3人が中心となってお伝えしています。

 テーブルなどの配置が換わり、段取りを確認しながらオンエアに臨んでいると……2日目、新入社員がスタジオ見学にやってきました。もちろん、日頃からカメラの向こうにいる視聴者のみなさんに伝えていることは意識していますが、実際にカメラのすぐ後ろに人がいるとなぜか緊張します。そんななか、この日コーナー担当としてスタジオに入った2年目の大久保香穂アナウンサーが番組最後に「信頼される先輩を目指したい」とあいさつ。その姿が堂々としていて横にいて頼もしく感じました。

 ちなみにこの番組、3月までも金曜日は私と藤盛さん、和田さんでお伝えしていたので本当は慣れているはずなのですが、春から月~金の5日間連続となり、意外と体力が……。寒暖差も地味にこたえます。注意力散漫になりやすい気がしますので、気を引き締めマイクに向かいます。

(朝日新聞秋田版 2024年4月12日掲載)

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サッカー応援番組、オフシーズンも盛りだくさん

高橋 正和

 「大丈夫かな……?」。実は去年の秋から、ひとりドキドキしていました。去年始まったサッカー応援番組「KICK OFF! AKITA」。シーズン中はブラウブリッツ秋田の選手や監督などに色々な取材ができましたが、オフシーズンやチームが秋田にいないキャンプ期間中の情報をどうやったら伝えられるか不安に思っていたからです。

 結果的には、クラブの協力と、まわりのスタッフの企画力でここまで順調に進めることができました。

 先日は、栄養士として丹羽詩温選手の食事を支える妻の真梨菜さんに冬のオススメレシピを紹介してもらうロケを行いました。もちろん、丹羽選手はキャンプで高知にいるため、私が番組プロデューサーとして試食させていただきました……。料理はどれもおいしく、色々な人におススメしたいと思いました。

 今月23日のリーグ開幕まで、気が付けばあと2週間。サポーターのみなさまからも情報をいただき、番組は盛りだくさんの内容で、開幕を迎えられそうです。来月16日にはホーム開幕戦もありますので、多くの人にスタジアムに来ていただけるよう、色々な角度から情報を伝えたいと思います!

(朝日新聞秋田版 2024年2月9日掲載)

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“人が増える”はうれしいニュース

高橋 正和

 「KICK OFF! AKITA」の制作に関わっていることもあり、11月はサッカー漬けの週末を過ごしました。11日は、にかほ市で行われたサッカーイベントを取材。経験の有無を問わずにサッカーの楽しさを味わってもらおうと、勝敗をつけない形で9歳以下の子どもたち約170人が試合をしました。夢中になるあまり、試合中にコートを飛び出して隣のゴールに走る子どももいましたが、そこは楽しければOK! 参加した子どもが「5本ゴール決められてうれしい!」と興奮しながら話す姿をみて、実際に体を動かして体験することって大切なんだなと感じました。

 12日はブラウブリッツ秋田の今季最終戦。ハーフタイムの気温が4度という厳しい寒さのなか、3000人を超える観客が会場で声援を送りました。結果は引き分けでしたが、振り返れば今季のホーム戦観客動員数は過去最多に。番組に携わっている者として、“人が増える”のは、とてもうれしいニュースでした。

 オフシーズンに入っても、放送は続きます! よりギアを上げてサッカーの情報をお伝えしますので、引き続きご覧くださいね!

(朝日新聞秋田版 2023年12月1日掲載)

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#秋田サポ水戸遠征

高橋 正和

 サッカーでアウェーの試合を観戦するサポーターが「#〇〇サポ△△遠征」というタグをつけてSNSに投稿するのが流行していると聞き、先月、「キックオフ!アキタ」の番組SNSで「#秋田サポ水戸遠征」とタグをつけて投稿しながら、ひとり水戸戦を取材しました。

 当日は新幹線と特急を乗り継ぎ水戸へ。スタジアムまでは両チームのサポーターと一緒に路線バスで移動しました。結果は引き分けでしたが、現地で秋田サポーターやチーム関係者、地元のメディアの方々が温かい声をかけてくださり、楽しく取材できました。

 試合前には水戸観光も。水戸東照宮へ行き、ご当地グルメのスタミナラーメンを食べ、旅気分もしっかり味わいました。J2のアウェー取材は初めてでしたが、また行きたいと思いました。

 ただあえて言うなら、試合後の夜、どこにご飯を食べに行けばいいか調べておけばよかったなと……。そう思っていたら、翌週、秋田に多くやってきた清水サポーターに秋田サポーターのみなさんがSNSでおすすめのお店を色々紹介していました。清水サポーターのみなさんも秋田を楽しんでいたようで、改めて秋田サポの温かさを感じました。

(朝日新聞秋田版 2023年9月15日掲載)

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高校野球秋田大会、組み合わせ抽選中継の裏側

高橋 正和

 6月22日の高校野球秋田大会の組み合わせ抽選会はテレビ中継と同時にインターネットのライブ配信もあり、今年は私が実況を担当させてもらいました。

 このコラムの原稿を書いているのは抽選会の前。なので、昨夏の覇者で春の選抜大会にも出場した能代松陽がノーシードでどこのブロックに入るのか? 春の県大会を無失点で優勝した第1シード・明桜のブロックにはどんな学校が入るのか? ワクワクしながら作業しています。

 中継をご覧になった方はお気づきかと思いますが、第5シード以降のくじを引く順番は放送直前までわかりません。そのため、放送で使う資料は1校ずつ別々の紙に書いて、順番が決まったらその順番に並び替えて、紙芝居のようにめくりながら各校の情報をお伝えしています。まさに時間との闘い。紙の並び替えは別のスタッフにも協力してもらっています。

 私にとって抽選会の実況は久しぶりでしたが、どうでしょう、うまく伝えられていたでしょうか?

 7月7日に開幕する秋田大会は、AABで開会式・1回戦から生中継でお伝えします。ライブ配信もありますので、気になる学校の試合をぜひ球場で、放送で応援してください!

(朝日新聞秋田版 2023年6月23日掲載)

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学生時代からの縁、先輩アナウンサーとのうれしい再会

高橋 正和

 1日、ブラウブリッツ秋田の取材から局に戻ったところ、この日AABが中継した秋田ノーザンハピネッツの実況を担当したフリーアナウンサー・小笠原聖さんにお会いできました。

 小笠原さんは20年以上前にAABで働いていたアナウンサー。つまり先輩にあたります。最初の出会いは局ではなく東京。私がアナウンサーを目指していた大学時代、神宮球場で高校野球の実況練習をしていたら、偶然球場にいた小笠原さんに声をかけていただいたのが始まりでした。

 その後、私をフリーアナウンサーの集まりに誘ってくださり、一緒にフリートークの練習に交ぜてもらいました。

 私がAABに入社後も、東京に遊びに行った際は小笠原さんの仕事場にお邪魔させてもらったり近況報告などをしたり。ただ、新型コロナもありなかなかお会いできず、今回、かなり久しぶりの再会となりました。思い出話をしながらお互い年を取ったなと思いましたが、AABの局舎で直接お会いできたことを、本当にうれしく思いました。

 再会の時間はあっという間に過ぎましたが、今度、一緒に仕事ができる機会があるとうれしいです。

(朝日新聞秋田版 2023年4月14日掲載)

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取材現場での再会に楽しみ サッカー新番組の準備着々

高橋 正和

 先日、小学生のサッカー大会を取材しました。一生懸命ボールを追う子どもたちにカメラを向けていたら「テレビに映るの?」「ゴール決めるから見ていてね!」と声をかけてくれて、取材している私が楽しい思いをしました。

 今回は4月の新番組「KICKOFF!AKITA」の取材。ブラウブリッツ秋田はもちろん、地域の幅広いサッカー情報をお伝えしますが、今回、この番組制作に私も携わります。

 振り返ればブラウブリッツは前身のTDK時代から取材。現在クラブの社長である岩瀬浩介さんにも現役時代からマイクを向けました。10年以上前は「サッカーの力を信じて秋田からJをめざす」と話していましたが、今はもうチームはJ2にいて、しかも今季は2連勝で12日のホーム開幕戦を迎えるなど、大きく成長していると感じています。そういえば、天皇杯ではスタジアムDJの仕事をさせてもらったことも……。

 今回、番組制作にあたり様々なところに協力のお願いをしていますが、お世話になった方々と久しぶりに再会でき仕事が本当に楽しいです。放送開始までもう少し……。面白い番組にしますので、楽しみにしていてください!

(朝日新聞秋田版 2023年3月10日掲載)

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サッカーW杯の興奮の最中に届いた訃報 「先生」との思い出

高橋 正和

 「えっ……」。サッカーW杯で日本が決勝トーナメント進出を決めた試合直後、喜びに浸っているところに友人から「先生が逝去された」という連絡が来て、言葉を失いました。

 先生は大学時代、アナウンススクールで私に原稿読みの細かい間や緩急の取り方を教えてくれました。レッスン後はいつも居酒屋へ。スクールは社会人も通っていて、政治や経済の話に入れない私に「もっとしゃべりなさい」と何度もダメ出しをしてくれました。

 「スポーツ実況もできたほうがいい」と、最前線で活躍するアナウンサーを紹介してくれて、野球実況の練習をするきっかけを作ってくれたのも先生でした。社会人になっても、ここでは書ききれないほど色々なアドバイスを先生はしてくれました。

 新型コロナ感染拡大後、直接会えずにいた先生。おかげで今もニュースキャスターをさせてもらっています。高校野球秋田大会は決勝の実況も担当しましたよ。今お会いできたら話したいことが山ほどあるのですが……。出来の悪い私を育ててくださったことに感謝しています。「ゆっくり休んでください」と秋田からご冥福をお祈りします。

(朝日新聞秋田版 2022年12月23日掲載)

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ハピネッツ 思い出たくさん

高橋 正和

 夕方のニュースを長く担当していますが、2010年秋から別の番組にも携わっていました。男子プロバスケットボール・秋田ノーザンハピネッツの応援番組「GO!ハピネッツ」。bjリーグ時代、週に1度選手に生出演してもらい、週末の試合について聞いていました。私も特注のユニホームを着て出演しました。

 当時はホーム・アウェー関係なく毎週現地に行って取材しリポートをしました。泣いたり笑ったり……。正直ここでは書ききれないほど大切な思い出がたくさんあります。その後仕事を後輩に託し今に至りますが、22日、後輩の仕事を手伝うため久しぶりにホーム開幕戦を取材しました。

 会場には4千人を超える観客。県民歌に合わせてピンクのペンライトが揺れる様子に、「本当に県民に愛されるチームに成長したんだな」と感動を覚えました。それとともに昔と関わり方が変わり、寂しさも感じましたが……(笑)。

 ちなみに翌日は観客として家族で試合観戦。あまりやったことのない経験でしたがお酒を飲みながら応援するのって本当に楽しいんですね(笑)。これからは現地での試合観戦に夢中になりそうです。

(朝日新聞秋田版 2022年10月28日掲載)

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「元爆さん」とフェスで再会

高橋 正和

「久しぶり!」秋田出身の放送作家・元祖爆笑王さんがあたたかく声をかけてくださいました。県PRメディアプロデューサーの活動の傍ら、かつて「トレタテ!」のコメンテーターを務めた元祖爆笑王さん。「元爆さん」と呼ばせてもらい、一緒に番組を進めたりトークショーをやらせてもらっていたりしていました。

今回、21日に潟上市で行われた「天王グリーンランドまつり」のお笑いフェスで秋田を訪れた元爆さん。思い出話に花を咲かせながら、いまも秋田をPRするため、先月東京で行われた秋田牛料理の試食会に佐竹知事と参加した話などを伺いました。

フェスには「♪S、A、G、Aさが~」でおなじみ、はなわさんが登場。私の妻がはなわさんのSNSを日々チェックするほどの大ファンということもあり、家族でライブを楽しみました。はなわさんは今回のために作った「潟上市」の歌を披露。愛があるからこそ厳しい指摘がある歌詞に大笑いしました。

ライブのあと写真撮影に応じてくださった元爆さん。「また番組やろうよ!」。ぜひ!その機会が来るとうれしいです!!

(朝日新聞秋田版 2022年08月26日掲載)

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高橋 正和

TAKAHASHI MASAKAZU

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