二代目柿の木豊作、渋抜き試す

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 ウチの裏庭には柿の木がある。いつだったか忘れたのだが、父が切り倒して何年も経ってから、その切り株から勝手に芽を出し成長した柿の木だ。亡くなった父は、まさか二代目が実をつけているなどと夢にも思うまい。

 今年は小ぶりではあるものの、柿は例年以上にたっぷり実をつけた。柿好きの私は大喜びで収穫したのだが「どうすんの、この柿」と、大量の渋柿を目の前にしたカミさんの機嫌を損ねることになってしまった……。

 そこで、様々な渋抜きを試してみることにした。焼酎、冷凍、電子レンジ、リンゴ。結果としては、「時短はダメだ」ということである。リンゴと一緒に密封する方法が最も手軽で良いと思ったが、買ってきたリンゴが一週間食べられなくなるというのが欠点である。

 初めて柿酢づくりにも挑戦している。柿の持つ酵母を利用して発酵させるのだが、これにはなぜかカミさんが乗り気なので、毎日のカビ対策も含めて、日々の変化を楽しめそうである。

(朝日新聞秋田版 2026年10月30日掲載)

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