名が体を表せますように

 サイクリングが趣味の私は学生時代、自転車で地元の埼玉県から長野県へ紅葉を見に行ったことがあります。緑色の葉が赤や黄色に変わり彩られる景色は、本当に幻想的で心が華やかになります。

 ところで紅葉の時期を迎えると「広陽(こうよう)、紅葉一緒に見に行こうよう」なんて言われることがあります。そう、「広陽」は私、今西の名前です。幼い頃から友人からいじられることがありますが、私は広陽という名前が大好きです。「広」は広い心を持ってほしい。そして「陽」は明るく太陽のように周りを照らすという意味が込められています。

 名前の通りの人間になっているかはわかりませんが、広陽という名前を付けてくれた両親には少しでもこの名前の意味に近づいた、成長した姿を見せたいと思います。視聴者のみなさんにも明るく元気を届けられるようになりたいですね。

 今年も紅葉のパワーをもらいたいと思うので、ぜひ秋田の絶景スポットを教えてください! 自転車で行きます!

(朝日新聞秋田版 2025年10月17日掲載)

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横手のかまくらに救われた

 先月、大阪・関西万博の会場で人生初めての中継リポートをしました。この仕事は初めての県外出張での仕事。本番前はおなかに激痛が走るほど緊張しました。

 伝えるべきことを忘れてしまうのではないか、何か失敗するんじゃないか……と、今までやってきたことに対する自信もなくしてしまうほどでした。

 さらに追い打ちをかけたのが気温35度を超える大阪の暑さ。そんななか私の極度の緊張を救ってくれたのが「横手のかまくら」でした。実はこの日中継で担当したのは万博に展示された「横手のかまくら」を紹介すること。雪に触れることで暑さがやわらぎ、周りにいてくれた職員のみなさんが「頑張って!」と、私に温かい声をかけてくださいました。

 本番でも心臓の音が耳まで聞こえてくるほど緊張しましたが、職員の皆さんが声をかけてくれたおかげで、無事に初めての中継をやり遂げることができたと思います。個人的に課題は見つかりましたが、一生忘れられない仕事になりました。

(朝日新聞秋田版 2025年8月8日掲載)

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原稿を読む 普段の「間」を意識

 初めまして! この春入社した今西広陽です。埼玉県出身で3兄姉の末っ子。高校まで野球に打ち込んでいました。春からは初めての一人暮らしで洗濯も自分でやらなければいけないので、今まで毎日洗濯をしてくれた母親に強い尊敬を感じながら新生活を頑張っています!

 入社後は、まず昼のニュースにデビューできるよう原稿読みの練習を重ねました。どうしたら相手に伝わるのか? 「普段話している『間』を再現することが大切だ」と先輩からアドバイスを受け、それをどのようにすれば実現できるのかも意識し練習に取り組みました。

 自分の読みを何度も録音して試行錯誤した効果か、練習を始めて3週間ほど経った時「よくなったね」と先輩から褒められ自信をつけました。本番はさほど緊張せず力を発揮できたと思います。

 放送終了後、スタジオの外で見守っていた先輩たちが拍手で出迎えてくれてうれしかったです。これで満足せず、まずは原稿読みを上達させて野球実況にも挑戦したいです!

(朝日新聞秋田版 2025年5月23日掲載)

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