鹿角高・茜染伝承隊に驚き

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 みなさんは「アカネ」という植物を見たことがあるだろうか。私は先日、番組の取材で訪れた鹿角高校で鹿角茜(あかね)染伝承隊の生徒たちと、高校の敷地内に自生しているアカネを「収穫」し、その姿を初めて目にした。

 十文字に生えている先のとがった葉が妙に可愛い。きれいに放射状に伸びた葉が他の草花とは明らかに違う。可愛い。

 その根を使った草木染が茜染で、鹿角では奈良時代から伝わり、一度は途絶えたものの現在復活し、地域の高校生たちも伝承活動に一役買っているということらしい。恐ろしく手間がかかる技法だが、その色は年を重ねるごとに鮮やかになり、千年経っても色あせないという。黄色や橙(だいだい)、紫色などが入りまじる伝統的な日本の「赤」だ。

 地域の伝統文化の伝承に若者たちが積極的に関わっている姿には驚くとともに強く感動したが、カエルを見て絶叫するのは勘弁してほしい。おじさんはビックリして腰を抜かすところだった。詳細は25日の番組で!

(朝日新聞秋田版 2024年5月24日掲載)

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新たな「相棒」と心機一転

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 放送が始まって21年目に突入している「サタナビっ!」ですが、今月から新しい顔ぶれと新しいスタイルで番組をお届けします。いや正確には新型コロナ拡大前の形に戻っただけなんですが。

 一言でいえば、人と人の距離が近くなったのだ。4年前、このコラムで「ニンゲンがニンゲーーーンになってしまった」と書いたのだけれど、ようやく「ニンゲン」の姿に戻りつつあるわけだ。

 新たな相棒の中島千歩アナウンサーは去年秋田に来たばかり。でも何度か盃(さかずき)を交わしているので気心は知れている。そもそも番組のスタート時は私を含めて新人だらけだった。

 今では地元の情報番組として定着した感もあるし、周りからは人気番組として見られている節もある。安定も大事なのかもしれないが、常に新鮮な視点を持ち続けて、挑戦的な姿勢を保っておかないといけない。

 そのためにも新しい人が加わるというのはもってこいなのだ。心機一転、今までと一味違う番組をお届け……できるかな?

(朝日新聞秋田版 2024年4月5日掲載)

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激励の歌で今日を始めよう

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 2月14日午後6時半から、つまり水曜の夜に「サタナビっ!」の生放送があったのですが、ご覧いただけたでしょうか? 土曜の朝の番組が水曜の夜に堂々と。しかも、秋田出身のシンガー・ソングライター高橋優書き下ろしの番組テーマソング「オープンワールド」を引っさげて。

 深みのある痛烈な歌詞と自由自在なメロディーラインで、聴けば聴くほどしみてくる。秋田に住むすべての人に贈る激励の歌だ。高橋優、地元思いの素晴らしいアーティストである。今さら何を言うかって感じですかね? とにかく、みなさんにぜひ聴いていただきたい! ちなみに今のところ、番組内でしか流れませんので。

 この20年、土曜の早朝に準備を始めていたのが、水曜の夕方からだったせいか、調子が変な生放送だったと、自分では思う。しかし、ありがたいことに、多くの方々に視聴していただいたようである。また多くの恥をさらしてしまったわけだ。

 まあ、それはしょうがないこととして、これを契機に番組が新しい扉を開けることができるか楽しみである。そう「オープンワールド」の歌詞のように。素晴らしいかもしれない今日を始めよう――。

(朝日新聞秋田版 2024年3月1日掲載)

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