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先日、弭間(はずま)花菜アナウンサーに誘われて、スイカ農家の収穫のお手伝いをしてきた。彼女はこれまでの取材を通じて農協や農家の方々とのパイプをしっかり持っているのだ。
今年は雨が多くて、少し糖度が低いと聞いていたが、収穫作業の合間に食べさせていただいた採れたてのスイカはすこぶる甘くて歯ごたえもよく、なんの遜色もないように思えた。
例によってお手伝いというよりは邪魔になっていただけのように思えるわけだけど、農家の方から「日当だ」といってスイカとナスとブルーベリー、受粉のために飼っているミツバチが集めたハチミツなんかを、どっさりいただいた。
コロナの影響で需要が変容して作物の売れ方や量が変わってしまい、育てたものを市場に出せず無駄になってしまっているというようなお話も聞いた。売れていたものが売れなくなったり、売れていなかったものが売れたりと、色々だ。農作物は売れないからといって置いておけるものばかりではないから大変だ。
その日の夕食はナスを中華風に炒め、10キロを超えるスイカの4分の1をカミさんと2人でたいらげた。満腹であった。
(朝日新聞秋田版 2023年8月4日掲載)
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サタナビっ!には「new麺’sCLUB」というちょっとふざけたコーナーがある。そこで私が着ている黄色いスーツは80年代のイタリアブランドもの。結構高い金を払った私物である。
当時はほとんど着なかったが、気がつけば番組のコーナーでもう8年くらい着続けている。まさか20代の頃に買った服を50歳を過ぎてから着るとは夢にも思わなかったけれど、元は取ったな、という感じである。
タイトル(もちろん昔あった男性ファッション誌から拝借した)の通り、カッコいい奴(やつ)らがカッコよく各地の麺類を食べて紹介するはずなのだが、まあ実際はカッコよさとは程遠く、笑って見てもらえる異色のグルメコーナーだ。
今回は道の駅に併設されている飲食店の麺類などを紹介しているのだが、実は収録の時におかしくなって、笑い過ぎてとても放送できないような内容になることが多い。そこで、担当ディレクターの編集で、うまいこと「料理の魅力」と「笑い」のバランスをとってオンエアにこぎつける。
笑いが強すぎると、肝心の「麺」がかすんじゃうからね。改めて書きますが、麺料理を紹介するのが「麺’sCLUB」です!
(朝日新聞秋田版 2023年6月30日掲載)
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