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先日、弭間(はずま)花菜アナウンサーに誘われて、スイカ農家の収穫のお手伝いをしてきた。彼女はこれまでの取材を通じて農協や農家の方々とのパイプをしっかり持っているのだ。
今年は雨が多くて、少し糖度が低いと聞いていたが、収穫作業の合間に食べさせていただいた採れたてのスイカはすこぶる甘くて歯ごたえもよく、なんの遜色もないように思えた。
例によってお手伝いというよりは邪魔になっていただけのように思えるわけだけど、農家の方から「日当だ」といってスイカとナスとブルーベリー、受粉のために飼っているミツバチが集めたハチミツなんかを、どっさりいただいた。
コロナの影響で需要が変容して作物の売れ方や量が変わってしまい、育てたものを市場に出せず無駄になってしまっているというようなお話も聞いた。売れていたものが売れなくなったり、売れていなかったものが売れたりと、色々だ。農作物は売れないからといって置いておけるものばかりではないから大変だ。
その日の夕食はナスを中華風に炒め、10キロを超えるスイカの4分の1をカミさんと2人でたいらげた。満腹であった。
(朝日新聞秋田版 2023年8月4日掲載)
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