金井 鉄馬
7月、夏の高校野球秋田大会の実況を担当しました。今年4月に入社してから3カ月が経ち、アナウンサーとして一つの夢をかなえることができました。スポーツ実況に携わることができて幸せです。
実況に興味を持ったのは子どものころからずっと見てきたスポーツ中継がきっかけでした。選手やチームの情報を挟みながら、試合の熱気を伝えるアナウンサーに憧れました。
初めて実況する日までの間、選手や監督から話を聞く時間、資料を作る時間、実況の練習をする時間、どうすれば放送がより良いものになるのか考えるのが本当に楽しかったです。
先輩方から多くのアドバイスを受け、実況デビューの日を迎えました。実況するのが夢でアナウンサーになった私にとって、放送席からの景色は最高でした。
しかし、いざ放送が始まると緊張でミスを連発。反省点も多く、この瞬間が一生に一度しかない選手たちに、大変申し訳ないことをしたと感じました。
今年の経験を来年以降につなげて、いつか選手たちに試合の実況を自慢してもらえるくらい、ビッグな実況アナウンサーになれるよう努力を続けます。
(朝日新聞秋田版 2023年8月25日掲載)
アーカイブ
検索