家族と再会のうれしさ特別なもの 社会人1年目の帰省

金井 鉄馬

 2024年になり、もう2週間が過ぎました。新年を迎えたばかりだったのに……本当に時が過ぎるのは早いですね。年末年始の気分から、私はまだ抜け出せずにいます。

 大みそかは両親、父方の祖父母とともに過ごしました。私は去年4月に学生という肩書が外れ、社会人として歩み始めました。離れて暮らす家族に会える時間が限られるなか、久しぶりに再会できた時のうれしさは特別なものがありました。

 仕事で行った場所の話、取材先で出会った人の話、秋田の雪の話、初めての一人暮らしで自炊が続かない話など、離れて暮らす両親や祖父母との会話が途切れることはありませんでした。社会人1年目を経験して、自分を心の中では「大人になったなぁ」と褒めていたのですが、家族からしたら何も変わってないとのことでした(笑)。しかし、成長した部分もあったようで一安心です。

 年末年始に親族と過ごした時間は、楽しかっただけではなく、ホッとできる安心感がありました。私のことを気にかけてくれる大切な家族には日ごろから感謝を伝えて、自分の元気な声を聞いてもらいたいです。今年も一年頑張ります!

(朝日新聞秋田版 2024年1月19日掲載)

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秋田満喫、毎回写真に撮って

金井 鉄馬

 「もっともっと秋田のことが知りたい!」。秋田に住み始めてから半年以上が経過しましたが、日に日にその想(おも)いが増しています。

 学生のころ、休みの日は一日の大半を家で過ごすのが至福のひと時でした。完全なるインドア派です。しかし、今後も変わらないと思っていた休日の過ごし方は、秋田に来てから変化しました。朝はなるべく決まった時間に起き、なるべく早く身支度を整えます。まだ行ったことがない場所に行く日の朝は、特に目覚めがいいです。遠足に行く前の小学生のような気持ちになります。(笑)

 田沢湖、乳頭温泉郷、入道崎、抱返り渓谷、鵜ノ崎海岸、なまはげ館……。挙げればきりがないほど、この半年だけで様々な場所に行きました。毎回、気がつくとスマートフォンを取り出し、写真を撮っています。いま見ると私の写真フォルダーは秋田の景色ですっかり埋め尽くされていました。そして、撮った写真を共有するまでが私の楽しみです。家族や地元の友人に送り、「秋田に行ってみたい」と思ってもらえたら最高です。

 写真の枚数と比例するように、秋田をもっと知りたいという気持ちが増しているので、これからも秋田を満喫します!

(朝日新聞秋田版 2023年11月3日掲載)

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金井 鉄馬

KANAI TETSUMA

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