藤盛 由果
入試や資格試験など、なにかしら受験を経験した人は、おそらく手にしたことがある赤や緑の暗記シート。よく行方不明になるのは、私だけではないはず。
久しぶりに使おうと思ったところ、案の定の行方不明。捜しても捜しても出てこず諦めたら、忘れたころに見つかりました。しかも3枚。大きさや厚さに微妙な違いがあるものの、一度に使うのは1枚でいいんです。そして、使いたいタイミングは過ぎてしまっていて……。世の中うまくいかないですね。
一件落着と思いきや、ここで新たな問題が発生しました。この見つかった暗記シートを、どこにしまうべきか。よくやってしまうパターンは二つ。よく使うからと見える所に置けば、ふとした時に邪魔になりどこかに寄せて消えてしまう。大事だからときちんとしまえば、その場所を忘れる始末。典型的な、「片付けられない」人です。
AABにもそろそろ新入社員がやってきます。あの先輩だらしないと思われない程度に片付けられる人になりたいです。
(朝日新聞秋田版 2025年3月21日掲載)
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