あいたいAAB

千田 まゆこ

「当たり前」に感謝

再び子どもたちの小中学校も始まり、ホッとしています。しかも学校が始まった日からちゃんと給食があるってありがたいです。

思えば長い戦いでした。もう少し長くなったら気持ちが敗れそうでした。自分ひとりの食事ならなんとかなっても、成長期の子ども2人に3食+おやつをいかに食べさせるか、毎日考えるのはもう大変でした。朝はチーズトーストやら白米納豆みそ汁やら、定番。昼食は次第に、材料を用意して子どもたちに作らせ、時には冷凍食品様のお世話になり、でも帰宅してからの夜ご飯のことも考えると昼のメニューなんて浮かばない!と追い詰められていったのです。

そうこうするうちに、県内でもテイクアウトが充実。飲食店が生き残りをかけてという深刻な側面もありますが、私にとっては「いざとなったら」のお守りのような存在になりました。きょうはもう限界だと思ったある日、テイクアウトを予約し、出来たてを受け取って帰宅。ちょっと心に余裕がある夜になりました。子連れで行ったことはない店なので、子どもたちにとっては初めての味で新鮮だったようです。これまで数カ所のテイクアウトを利用しました。

まだ元通りの生活とはいきませんが、給食など、当たり前だった様々なことに感謝しながら、きょうも何を食べさせるか考えます。

(朝日新聞秋田版 2020年05月23日掲載)

TOPへ戻る

error: Content is protected !!