新たな担当、仕事の深さ実感

金井 鉄馬

 4月から、アナウンサーとして初めて担当するようになった仕事が増えました。バスケットボールの実況に、夏の全国高校野球選手権秋田大会の組み合わせ抽選会や開会式の実況も任されるようになりました。

 実際にやってみるとサッカーの実況とはまた違った楽しさがあることに気付かされます。私は小さいころからサッカー部に所属していたので、サッカー以外の競技は深く知らない部分が多かったです。だからこそ、詳しくない競技のルールや取り扱うチームについて学び、気づいた面白さをそのまま実況で伝えようと思いました。

 春からは「トレタテ!サンデー」のキャスターも担当。記者が書いたニュースを読むだけではなく、映像が流れた後、どのようなコメントで、1本のニュースとして伝えていくかが大事だと感じています。そこには知識や伝える熱量だけでなく、情報へのアンテナを幅広く張る必要があると感じています。

 楽しさと難しさを知り、アナウンサーの仕事の深さを感じています。

(朝日新聞秋田版 2025年11月21日掲載)

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