2026年05月19日 20時27分
コロナ下の支援事業として行われた秋田県と鹿角市の観光キャンペーンの助成金を不正に受け取った罪などに問われている女に秋田地裁は19日、懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、鹿角市で「五の宮のゆ」を経営していた東日本観光の社長藤原サダ子被告(79)は、2020年から23年にかけて当時の従業員らと共謀し、県と鹿角市の観光支援事業の助成金を不正に受け取った罪などに問われています。クーポンを不正に取得した分も合わせ被害額は1470万円あまりに上るとされています。
19日の判決で秋田地裁の岡田龍太郎裁判官は「本件の各事業は新型コロナウイルスの影響の中、観光需要の創出を目的としていたもので、被告人らが多数回にわたって架空の請求を繰り返した結果、高額の財産的損害が生じた。完済の見通しも乏しい」と指摘しました。また、「当初の不正請求を発案したのは共謀した従業員であるが、社長である被告人の了承や指示の下で一連の犯行が行われた。詐取した金は運営会社に振り込まれ、実質的な利益を得た被告人の刑事責任は重い」などとして、藤原被告に懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
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