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インフルエンザ猛威振るう 警報レベルに /秋田

2025年11月21日 21時55分

県内ではインフルエンザが警報レベルに達し、猛威を振るっています。秋田市の小児科医院ではインフルエンザの疑いで多くの患者が訪れています。

秋田市のやすおか小児科医院では9月からインフルエンザ患者が増え始め、先月中旬からさらに急増しました。県によりますと今シーズン学級閉鎖、学年閉鎖の措置をとった学校などの施設はすでに300校近くあり、去年の同じ時期のおよそ20倍に上っています。安岡医院長によりますと、今シーズンの特徴として微熱での発症、初期症状で腹痛が起こる、発熱が落ち着いたころに咳が激しくなるなど様々な症状がみられるといいます。県内のインフルエンザの患者報告数は、急激に増加しています。昨シーズンをみると患者報告数は12月から1月にかけて多い傾向にありました。今シーズンは今月に入り、週をおうごとに倍増。定点当たりの患者数は50人を超え、過去10年で最も多くなっています。例年より1カ月ほど早いペースで、さらに感染が拡大する恐れがあります。22日からは3連休で救急外来のひっ迫が懸念されます。県は基本的な感染対策や相談窓口の活用などを呼びかけています。