こんにちは。
先日３月１１日で東日本大震災から１３年が経ちました。
被災された方、ご遺族の方に心からお見舞いを申し上げます。

１３年前、私は京都にいました。
当時小学生で、東京で単身赴任をしていた父と連絡が取れなくて不安な思いをしたことを覚えています。
テレビの中の映像が大きく揺れ、街が飲み込まれていく津波の映像に衝撃を受けました。
信じがたい光景に恐怖さえ覚え、自然と体が震えました。

ヘリコプターでリポートをしているアナウンサーが涙で声を詰まらせながら
仕事を全うしようと必死にリポートをしていたことが強烈に印象に残っています。
この日を境に「今起こっていることを最前線で伝えたい。
自分の取材や言葉で誰かの命や生活を守れる人になりたい」とメディア業界を強く志しました。

そこから小学生時代には阪神淡路大震災の勉強を、
高校時代には熊本地震の震災復興支援活動をしました。
そして大学の卒業論文は、被災地の避難所における治安の維持に関して書きました。
地震と向き合うきっかけをくれた「３月１１日」という日は、私にとって、とても大切な日になりました。
その日に、自分自身で考えた防災に関する内容の特集を放送したいと思い続け、
翌日の１２日に形になりました。

３メートルの棒で、想定されている津波の大きさを体感すると、数字で聞くよりも大きく感じました。

いざという時に備えて、ハザードマップを確認する。実際に歩いてみる。
家庭内で防災グッズや備蓄品を用意する重要性を実感しました。

平和で楽しい日々が１番です。
しかし、いざという時に
「中島の言葉なら信頼できる」
と思って頂けるようなアナウンサーを目指します。
そして、これからも自分自身の言葉ひとつひとつに思いをのせて、伝え続けたいと思います。