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急な肌寒さにコメ農家は困惑 晴れを待てずに田植えをするところも 秋田

2024年05月08日 19時02分

5月に入り秋田県内では水が張られた田んぼが見られるようになりました。コメづくりの場所がハウスから田んぼへと移る大事な時期にやってきた8日の寒さ。農家は頭を悩ませています。

どんよりと厚い雲が広がり時折小雨が降る中にかほ市の田んぼでは田植え前の準備作業代かきが行われていました。トラクターが通った所は土が撹拌され平らに整えられていきます。この田んぼにはお米の粒が大きく炊きあがりの光沢が美しい「萌えみのり」が植えられるそうです。

8日のにかほ市は午前11時過ぎに最高気温10.7℃を観測しましたが、その前後はほぼ1ケタ止まり。3月下旬並の肌寒さの中、来週に控えた田植えに向け準備を進めます。

代かきを終えた状態の田んぼが辺りに多い中、すでに田植えが行われていた場所もありました。そこには、4月の記録的な温かさが関係していました。

前の年は猛暑の影響を受けたコメ作り。2024年こそは順調に育ってくれる事を願うばかりです。