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災害時の避難所としても利用される学校の体育館 冷房設置率の低さどうする 秋田

2026年09月10日 18時44分

災害時の避難所としても利用される学校の体育館。秋田県内の小中学校にある体育館や武道場のうち、避難所に指定されているのは279棟、その中で空調設備があるのは14棟、率にしてわずが5パーセントです。これは、東北で最下位、全国でも7番目に低い結果です。

市町村ごとに見ていくと、設置率が100パーセントなのは藤里町、五城目町、八郎潟町、大潟村、羽後町の5町村です。18の市町村で0パーセント、仙北市では体育館などを避難所に指定していません。国は2035年度までに小中学校の体育館や武道場の空調設置率を100パーセントとすることを目標としています。

秋田市は今後どのように取り組むのか、10日の市議会で問われました。

佐藤佳人 市議:「市民の命を守るという観点から、避難所となる公立小中学校の体育館から順に空調設備の設置を計画的に進めていくべきと考えます」

佐藤孝哉 教育長:「改築や大規模改修に合わせて設置を検討することとしていますが、国の補助はあるものの、本市の財政負担が大きいことから、国に対し補助制度のさらなる充実を図るよう要望しているところであります」

現時点で秋田市は冷房設備が設置されている教室を避難所として活用する方針です。

避難所に指定されている体育館の冷房設置率が5パーセントなのに対し、普通教室の設置率は99.9パーセントです。教室の避難所利用については沼谷市長も7月の記者会見で発言しています。

沼谷純 秋田市長:「普通教室には冷房がついていますので、そちらの方に体育館からの移動、冷房がない他の避難所からの二次避難ですとかそういったことを想定しなければいけないだろうと」

そのため、エアコンが設置されるまでは移動可能な冷房機器、スポットクーラーの利用が現実的です。

秋田市 佐々木和秋 危機管理監:「本市が保有する気化式冷風機は、ポータブルバッテリーに接続する事で停電時も稼働できるほか、熱中症防止を目的として涼をとるには適当な機器と捉えております」

そう話す一方で。

秋田市 佐々木和秋 危機管理監:「本市においてスポットクーラーを使った対応、試験的な事はしておりませんので、実際どれくらい必要なのかは把握しておりません」

教室内には児童生徒の写真や名前が書かれた掲示物も多いことから、プライバシーの配慮についても意見が出されました。