私の思ひ出(D照井)

2019年09月06日

耳に髪の毛がかかるのが嫌いで、そうなればすぐに床屋に行っていました。
子どもの頃から行っている床屋さん。
「いつものでお願いします。」 その一言で通じます。
チョキチョキとスッキリとした髪形になっていき、整え終わるとシャンプー。
家は薪風呂でシャワーなんてものはなかったんですが、床屋で髪を洗うときはシャワー。
シャワーが頭皮に当たるくすぐったさで、体をクネクネとよじらせていました。
床屋の母さんは「なんした?大丈夫?」と言って、心配かけてはいけないと思い…
「大丈夫」ですと必死に奥歯を食いしばり堪えていました。
シャンプーを終えると熱めのタオルを顔にのせ、上から顔のマッサージ。気持ちよかった。
顔ぞりを終えると、ベビーパウダーを剃った部分にポンポンとして終了。
外に出た時に感じる寒さと、散髪後の独特な香り。
当時は何気ない日常であっても、今思えば贅沢なことだと思う今日この頃です。