県内では今年、クマの人身被害が9件起きています。労働中の被害を防ごうと由利本荘市で被害防止のセミナーが開かれました。
セミナーは、近年市街地などの周辺でのクマの出没が増加していることから、働いているときに遭遇する危険があるとして、労働災害が起きないよう必要な知識を持ってもらおうと本荘労働基準監督署が開きました。
講師の県立大学の星崎和彦教授は、ブナの実がどれくらいなるかによって増減はあるものの「人口減少とともにクマの生息分布が拡大している」と話しました。
【県立大学生物資源科学部・星崎和彦教授】
「イベントをしたり土地を管理したりする人はクマがいると立ち入り禁止にしたがるが、必要最小限にしてもらいたい。立ち入り禁止というのは、人がいない環境にするということ、クマに好きに行って良いと勘違いさせるもとになる。人間の安全管理を考えると出没した直後は安全確保が大切だが、何カ月、何週間にもわたって立ち入り禁止にするのはクマに自由を与えることになる」
1週間ほどの間に、その場所でクマの目撃があったかを確認し、むやみに恐れず知識を持った上で対策してほしいと呼びかけました。