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クマに襲われ女性死亡 付近では数日前から集積所のごみをあさるクマの姿も 人の生活圏にクマが… /秋田

2026年06月03日 19時46分

2日、秋田市河辺の山林で遺体で見つかった女性の死因が、外傷による出血性ショックとわかりクマに襲われたと断定されました。付近では数日前からクマがごみなどをあさる様子が目撃されていて、徐々に人の生活圏に迫って来ていたようにも見えます。クマの足取りを追いました。

警察などによりますと、2日午前9時40分ごろ、秋田市河辺和田で近くに住む竹林貞子さん(73)が遺体で見つかり、近くにいた体長およそ95cmのメスの成獣のクマ1頭が猟友会に駆除されました。竹林さんの首や背中には、クマのかみ傷や引っ掻き傷があったということです。
遺体は、竹林さんが草刈りをしていたとみられる場所から南西に40mほど離れた山林の中で発見されていて、クマによって引きずられたとみられます。

警察や県の情報マップシステム「クマダス」によると、現場からおよそ10kmの範囲では、2日ほど前から住宅が立ち並ぶ人の生活圏でクマの姿や痕跡が相次いで見つかっていました。一部が破れてほつれている網戸や、ひっかかれたような傷跡。この住宅では1日午後9時すぎ、住民が2階にいたところ1階からドーンという大きな音が聞こえたといことです。翌朝になって確認してみると、網戸1枚が外れ窓には泥がついていました。
暮らしに欠かせないごみ集積所にもクマが現れました。これを受けこの地区では、当面の間ごみ集積所を使わず、市のごみ収集車での回収に変更する対策を講じています。

さらに、秋田市河辺の別の場所では、クマが住宅のすぐ裏にある下水の蓋を覗き込むような姿も目撃されていました。同じクマかはわかっていませんが、クマが人の生活圏で目撃され続け、近くで人身被害が起きたことについて専門家に聞きました。

【茨城県自然博物館・山崎晃司館長】
「もしかしたら(去年の秋)集落周辺のカキやクリ、農地や果樹園が周りにあったとしたら、そういったもので去年クマが成功経験をしているのかもしれない。そういった一つひとつの積み重ねが、クマを集落周辺によび慣れさせてしまう」

警察によりますと、3日遺体の司法解剖が行われ、竹林さんの死因は多発外傷による出血性ショックだとわかりました。クマによる人身被害と判断したということです。