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秋田・鹿角市の観光施設「史跡尾去沢鉱山」一般公開終了 新年度から予約制で修学旅行など団体客受け入れへ

2026年03月31日 19時43分

秋田県鹿角市の観光施設「史跡尾去沢鉱山」の一般公開が31日で終了し、新年度から予約制の運営に切り替わります。一般公開最後の日曜日となった29日は、国内最大級の採掘跡などを一目見ようと多くの人が訪れました。

鹿角市にある「史跡尾去沢鉱山」の坑道の総延長は、およそ800kmあり国内最大級を誇ります。そのうち1.7kmが開放され、江戸時代や明治時代の採掘跡などを見学できます。金や銅などが取れた鉱山の歴史を学ぶことができる観光施設です。
尾去沢鉱山の発見は、西暦708年と伝えられ、これまでに鉱石約3000万tが採掘されました。明治時代以降は機械や火薬などを使って大規模な採掘が行われ栄えましたが、銅の価格低迷や鉱石の枯渇などによって1978年に閉山しました。
産業遺産が多く残り、江戸時代ごろから閉山に至るまで日本の鉱業の遍歴を辿ることのできる貴重な施設でしたが、来場者数は年々減少しました。さらに従業員の高齢化や人手不足も続くことから、2025年度で一般公開を終了することにしました。4月1日からは完全予約制となり、修学旅行や研修など社会科見学を目的とした団体客を受け入れる運営に切り替わります。