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市立扇田病院の“診療所化”へ条例改正案を可決 秋田・大館市議会 2027年4月から入院病床を廃止

2026年03月16日 19時52分

秋田県大館市の市立扇田病院を来年=2027年4月から入院病床のない診療所とする条例改正案が16日の市議会本会議で賛成多数で可決されました。

大館市は3、月市議会に市立扇田病院の入院病床を廃止し、27年4月から診療所とする条例改正案を提出していました。物価や人件費などの高騰による厳しい経営が続いていることから、診療所とすることで地域医療を守り赤字経営を抑制させる狙いがあります。
16日の市議会本会議では、採決の前に討論が行われ、反対派の議員は、いま入院している患者の受け入れ先の不安などを指摘しました。一方、賛成派の議員は、長期的な医師の確保が難しいことや建物の老朽化を懸念する意見が出されました。採決の結果、賛成17反対8の賛成多数で可決されました。
傍聴席では、診療所化に反対する市民有志の団体などが市議会の判断を見守りました。

【市民団体「扇田病院を守る会」乳井宏資代表】
「残念だなと思っています。(27年4月の診療所化まで)この1年間、どんな形で推移されていくかをしっかりと見つめる」

【議会終了後の大館市・石田健佑市長】
「民意を得た議員の皆さんからも、やはりここの機能を見直すんだと、病院の病床の機能を見直せば、ほかの機能をしっかりこの地域に残していけるということに、一定のご理解を頂いての議決であったと感じております」

石田市長は「医療・介護に、生活も付随させて地域全体で地域の人を守っていけるような包括的な支援体制を整えていきたい」と話しました。