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いぶりがっこづくり真っ盛り 冬の冷たい空気に燻製の香り漂う 秋田・大仙市の食品会社 朝から大根を燻す

2025年12月17日 22時26分

いぶりがっこ作りが最盛期を迎えています。秋田県大仙市のいぶりがっこ製造・販売会社では17日、朝から大根を燻す作業が行われていました。

大仙市にある創業46年の「大綱食品」は、毎年大根の収穫時期に合わせていぶりがっこの製造を行っています。
香りが高い大綱食品のいぶりがっこは、燻し方に特徴があります。ダイコンを縄で吊るして燻製させる方法ではなく、格子状の檻に入れて燻していきます。こうすることで、いぶりがっこの間に隙間ができ、熱と煙が均等に行き渡るといいます。
大綱食品ではこのやり方でおよそ40年間独自の味を受け継いできました。5日から6日かけて燻したあと漬け込んだいぶりがっこは人の手で裁断され、状態を丁寧に確認しながらサイズごとに素早く仕分けられていきます。
9月下旬から製造が始まった今年=2025年は年末までの間におよそ25万本のいぶりがっこをつくる予定です。まさに今が最盛期です。
大綱食品はいぶりがっこに関連した商品を10種類以上販売していて、年明けには初めて韓国への輸出も行うということです。いぶりがっこの製造はこの年末までですが、加工は来年=2026年5月まで続く予定です。