外国人観光客のマナー啓発に向けて仙北市では絵や記号で情報を伝えるピクトグラムを用いた新たな取り組みが行われています。
訪日外国人の増加に伴い、仙北市と国土交通省東北運輸局は１１日から観光マナーを向上させる看板やポスターを人通りが多い場所に設置しました。禁止事項などを視覚的に理解することができる観光ピクトグラムは去年、観光庁が策定しました。
設置初日の１１日から国土交通省東北運輸局の職員などが対面で外国人観光客にヒアリング調査を行いました。調査は東北地方では初めてのことです。

【国土交通省東北運輸局観光部・上野稔仁観光企画係長】
「看板などを見た上で、自分の行動がルール違反をしないという風に抑制できたかとか、あまり効果はなかったか、みたいなところをお聞きしています」
【オーストラリアから来た旅行客】
「門が見えているから入らないよ。だから看板で行動が変わるわけじゃないけど、
ルールの強化されるよね」

周辺の土産店にとってクマの影響で売り上げが減少する中、外国人観光客は重要な存在ですがマナーは…
【地元のみやげ店の人】
「おかげさまで台湾が毎日バスで来てます」
「（外国人の方のマナーっていうのは？）悪いです。マナーは悪いです。
　ゴミをね。ポンッと捨ててくし、トイレ行けば散らかってるし」

【国土交通省東北運輸局観光部・阿部　和行観光企画課長】
「（調査結果は）各地域に横展開する形で東北全体でマナー啓発に向けた取り組みを進めていければというふうに思っています」

看板やポスターは今後も継続して設置し効果を検証する予定です。