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農業を学ぶ高校生がコメの生産から加工・流通・販売まで取り組む現場を見学 秋田

2025年12月10日 20時34分

農業について学んでいる秋田県由利本荘市の西目高校の生徒たちが10日、コメの生産から加工、流通・販売まで6次産業化に取り組む現場を見学しました。

西目高校で農業を学んでいるおよそ40人の生徒が、大潟村のあきたこまち生産者協会を訪れました。関連会社のジャパンパックライス秋田では、年間およそ360万kgのコメを加工し、3600万食のパックごはんを製造・販売しています。
視察したのはコメを洗って密閉包装し、トレーを逆さにして、ごはんを均一に蒸らすというパックごはんを作る一連の過程です。商品に菌が入らないようできるだけ人を介さずに製造されていることをメモを取りながら学んでいました。
生徒たちは、廃校となった小学校を利活用した男鹿市の工場も見学しました。パックごはんは、電子レンジさえあれば日本のご飯の味を楽しむことができるとして、近年は輸出も徐々に伸びてきているといいます。
あきたこまち生産者協会は、120haの自社の田んぼをゆくゆくは1000haに増やしたいと夢を語り、「若者が夢と希望を持って農業に入ってきてもらいたい」とエールを送っていました。