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サッカーBB秋田本拠地・新スタジアム整備 「議論は前進している」 改めて事業主体は…秋田市単独はNG

2025年12月09日 17時42分

サッカー・ブラウブリッツ秋田の本拠地となるスタジアムの整備をめぐって、秋田市の沼谷純市長は9日、「議論は前進している」という見方を示しました。

秋田市の沼谷市長は11月28日の市議会本会議で「改修を選択する合理的な理由はないものと判断した」と明らかにしていました。

9日の市議会一般質問では、新設か改修か、整備手法の検討結果を報告する沼谷市長に対し、質問が相次ぎました。沼谷市長は、新設と改修、また収容人数の規模ごとにあわせて6つのパターンで整備費用を試算し検討したと説明しました。

【沼谷秋田市長】
「整備費用については新設とほぼ変わらないことに加え、国の交付金等の有利な財源の活用の面でも新設に優位性があることなども客観的に把握できたところであり」

そのうえで沼谷市長は、仮に「5000人規模」の「新設」で整備した場合、「50数億円程度の交付金が得られるのではないか」と答弁しました。
一方、沼谷市長は大きな財政負担となることを理由に改めて秋田市単独で事業主体となることはきわめて困難であるという見方を示しました。

【沼谷市長】
「市としての方針をASPスタジアムの改修は行わず今後も維持する。本市が単独で事業主体とならない、原則として新たなスタジアム維持管理費は負担しないこととし、この方針に沿って事業主体や費用負担について県・ブラウブリッツ秋田と3者で協議をしてまいりたいと思っています」

2031年の供用開始をめざすプロジェクト。「一歩後退したと捉えられかねない」という指摘に対しては…

【沼谷市長】
「市民生活全体として見ていかなければいけませんので、自ずから限界値があることも見えた意味ではそれも前進だろうと」