ニュース

12月6日は「ハタハタの日」 男鹿市で季節ハタハタの豊漁願う神事 /秋田

2025年12月05日 19時26分

今シーズンの漁獲量が過去最低の水準と予測されるなど、歴史的不漁が続くハタハタの豊漁を願う神事が行われました。

12月6日は県の魚「ハタハタの日」です。男鹿市商工会がハタハタの食文化を広く伝えようと2008年に定めたもので、県内の沿岸で初漁を迎えることが多い6日としています。男鹿市では商工会や観光協会の担当者などが参加し、神事が執り行われました。豊漁の願いを込めた祝詞があげられた後、商工会や市の職員など代表者が玉串を捧げました。今年は地元の団体が「ハタハタが大量にとれたころの情景を忘れないでほしい」という思いを込めて「ハタハタ音頭」を披露しました。
県水産振興センターによりますと、昨シーズンのハタハタの漁獲量はわずか17トンに留まり、前のシーズンの111トンを大幅に下回りました。昨シーズンの不漁を受け、例年市内の飲食店や宿泊施設でハタハタ料理などを振る舞うイベント「ハタハタフェア」は、今年は中止されるということです。