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自宅で姉を殺害した男の裁判員裁判 検察側が懲役15年を求刑 /秋田

2025年12月05日 19時24分

自宅で姉を殺害した罪に問われている男の裁判員裁判で、検察側は懲役15年を求刑しました。

起訴状などによりますと、由利本荘市の無職・齋藤紘一被告は去年3月、自宅で同居する33歳の姉の胸や背中などを包丁で複数回突き刺し、殺害した罪に問われています。裁判の争点は齋藤被告の量刑で、検察側は「発達障害の特性を考慮しても犯行は強い非難に値する。」と主張し、被告に懲役15年を求刑しました。一方、弁護側は「自閉症でコミュニケーションを取るのが難しいなか、姉から監視されるなどストレスが極限状態だった」などと述べ、懲役5年を主張しました。審理の最後に齋藤被告は、「姉を殺害したことを姉と母に謝りたい。本当に申し訳ございません。」と筆談し結審しました。判決は15日に言い渡される予定です。