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コメ価格の高騰で正月用の餅も1割値上げ  /秋田

2025年12月03日 20時07分

物価高騰が続く中、正月に欠かせないあるものの値段も値上がりしています。

秋田市下北手の「宝川みさこ餅会」は、毎年この時期になると正月用の餅づくりを始めます。ただ、今年はいつもと事情が違うようです。頭を悩ませているのは、原料のもち米の価格高騰です。県内のスーパーでは、もち米1キロの店頭販売価格が去年と比べておよそ300円上がっています。秋田市内のスーパーに商品を卸している宝川みさこ餅会では、2日から餅や大福などおよそ30種類の全商品を10%値上げしました。代表の木山さんは主食用米の価格の上昇で、もち米農家の一部が主食用米に切り替えたことでもち米の作付け面積が減り、主食用米以上に仕入れ価格が高騰していると話します。やむを得ず値上げに踏み切った代表の木山さん。もち米の価格の高騰がいつまで続くのか不安を抱えながらも「日本の伝統を守りたい」という思いで、努力を続けています。