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姉を殺害した罪に問われている男「記憶にありません」 秋田地裁で初公判 量刑が争点に 

2025年12月01日 19時08分

自宅で姉を殺害した罪に問われている由利本荘市の男(33)の初公判が1日開かれ、男は起訴内容について「記憶にありません」と筆談で伝えました。弁護側は起訴内容は認め量刑について争う考えです。

起訴状などによりますと、由利本荘市の齋藤紘一被告(33)は去年=2024年3月、自宅で同居する姉の胸や背中などを包丁で複数回突き刺して殺害した罪に問われています。
秋田地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、コミュニケーション障害を持つ齋藤被告は起訴内容について問われると「記憶にありません」と筆談で伝えました。弁護側は「公訴事実では争わない」と起訴内容は認め量刑を争うとしています。
検察側は冒頭陳述で「被告が自宅にひきこもる時間が増え、姉から家事や節約を強く要求され不満を頂き敵視するようになった。その後、自宅から追い出そうとしていると考え、凶器となる包丁を購入し犯行に及んだ」と述べました。
裁判は2日も行われ午前10時から被告人の母の証人尋問が行われます。