市街地でのクマの目撃が続く中、秋田市の小学校では１日、クマによる被害を防止するための教室が開かれました。

秋田市の上北手小学校で児童およそ２５０人と教職員が参加し、クイズ形式でクマの特徴・生態を学びました。児童は１）バッタリ会わない、２）会ったらゆっくり後ずさり、３）助けを呼ぶ・頭を守るなど―もしもクマに遭遇した時のための３つのステップを教わりました。
頭と首を守る防御姿勢のレクチャーを受け、真似をしながら実践します。体育館には、クマの毛皮や足などの剥製も用意されました。実際にするどい爪などを見たり触れたりして確かめました。
この教室を開いた秋田東警察署はクマに関する情報収集の大切さも呼びかけました。特に力を入れているのがＸの公式アカウントを使った独自の情報発信です。管内でクマの目撃が相次ぎ、いち早く情報を知りたいという地域の声から、先月＝１１月１０日にアカウントを開設しました。開設からおよそ１週間でフォロワーは一気に６００人を超えたといいます。秋田東警察署ではＸとクマダスを併せて活用しクマに注意してほしいと呼び掛けています。