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「予防的なクマの捕獲を強化」 秋田県・鈴木知事が県議会で答弁 人の生活圏での人身被害ゼロを目指して

2025年12月01日 17時03分

秋田県の鈴木健太知事は予防的にクマの捕獲を強化し人の生活圏での人身被害ゼロを目指す考えを示しました。

きょう12月1日から始まった県議会の一般質問で、鈴木知事は人とクマとの住み分けを図るため市町村と共に進めている「管理強化ゾーン」の設置を来年の年明け早々に取りまとめる考えを示しました。

【秋田県・鈴木知事】
「クマ出没への対応が年末まで続くと想定されることから年明けの早い段階までに取りまとめたいと考えております。これを踏まえ、出没抑制および捕獲圧を高めることを目的とした予防的な管理捕獲を来春から強化し人の日常生活圏における人身被害0を目指してまいります」

自治体の職員が有害鳥獣の捕獲に従事する公務員ハンターについては、市町村と意見交換し、秋田県全体として具体的な検討を進めていく考えです。また、県は子どもの通学路の見守りや、やぶ払いなどのクマの被害防止対策に活用するクラウドファンディング型のふるさと納税の募集を11月14日から始めたと明らかにしました。目標金額は1000万円で来年2月11日まで募集します。すでに400万円を超える寄付が寄せられています。