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インフルエンザ 秋田県内で例年より1カ月早く大流行 県が早めのワクチン接種など呼びかけ

2025年11月27日 21時07分

県内で例年より1カ月早く大流行しているインフルエンザ。感染拡大が止まりません。

患者の報告数は過去10年で最も多くなっていますが、さらに前の週より1.4倍増えました。県によりますと、23日までの1週間に県内の定点医療機関から報告があったインフルエンザの患者数は1医療機関あたり75.72人で、前の週の1.4倍となりました。保健所別でみると横手で107人、能代で90人、湯沢で86人、秋田市で84.44人などと警報レベルの30人を大幅に上回る水準になっている所もあります。インフルエンザの流行は例年よりおよそ1カ月早まっているうえ、今月に入り急激に感染が広がり、過去10年で最も多い数値を更新しました。教育・保育施設や高齢者施設などでのインフルエンザの集団感染は44件に上り、検出されたウイルスはすべてA型でした。県はさらに感染拡大が予測されるとして、基本的な感染対策に加え検査キットや解熱鎮痛薬を準備することや、早めのワクチンの接種などを呼びかけています。