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「動物園のクマ脱走はカギのかけ忘れ」と陳謝 沼谷秋田市長会見 クマ対策の公務員ハンター12月から募集

2025年11月25日 19時33分

秋田市の沼谷純市長は25日の記者会見で、大森山動物園で起きたクマの脱走について、展示場のカギのかけ忘れが原因だったとして陳謝しました。動物園の営業はあす26日から再開する予定です。

【秋田市・沼谷市長】
「作業用あるいはクマの搬入用のこういった所のカギのかけ忘れということで、設備や檻の老朽化や不具合ではなく管理側のヒューマンエラー。市民の皆様にお詫び申し上げたいと思います」

21日午後1時半ごろ大森山動物園で飼育していたメスのツキノワグマ・ルビーが脱走し、清掃員がキリン舎近くにいるのを見つけました。その後獣医師が麻酔をかけて捕獲し展示場に戻しました。動物園は臨時休園し、脱走の原因究明と安全管理体制の確認していました。

【秋田市・沼谷市長】
「再発防止、マニュアル点検が終わりましたのであす(26日)から大森山動物園については再開をさせて頂きたいと思っています」

25日の会見ではこのほか、クマの被害対策で取り組む公務員ハンターについて、12月から募集を開始し来年の春から通年で活動させる考えを示しました。秋田市では今年に入ってきのう24日時点で201頭のクマを捕獲したほか、11月1日から始まった狩猟期間ですでに27頭のクマを捕獲したということです。去年、狩猟による捕獲数は0でした。
秋田市では猟友会の協力を得て狩猟によるクマの個体数の減少と境界線の押し戻しに取り組むとしています。