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飼育中のクマが一時脱走 秋田市の動物園 来園者は全員避難 けが人なし 安全管理体制確認のため一時休園

2025年11月22日 18時15分

秋田市の大森山動物園できのう21日、飼育しているクマが一時脱走しました。当時来園していた人は避難しけがをした人はいませんでした。

大森山動物園によりますと、脱走したのは体長およそ1mのメスのツキノワグマ・ルビーで、21日午後1時半ごろ清掃員が園内のキリン舎近くにいるのを見つけました。
動物園では当時来園していたおよそ10人を避難させるとともに、園内を動き回るルビーを職員が車で追跡し園の外に出ないよう監視しました。その後、21日夜7時ごろ獣医師が麻酔をかけて捕獲し展示場に戻しました。
クマの展示場には、バックヤードとつながる扉のほか、業者がメンテナンス作業で出入りするための鉄製の扉があるということです。大森山動物園では、いずれかの扉から脱走した可能性が高いとみて扉の状態を調べています。
大森山動物園は脱走した原因と安全管理体制を確認するため一時休園しています。
本間弘生園長は「こうした事態になったことを大変申し訳なく思っている。今後適切な対応をとりながら一日でも早く再開したいと考えています」と話しています。