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男鹿の海を生かしたブルーカーボンで脱炭素へ 水産業の振興と環境にやさしいまちづくりを目指す

2025年11月18日 19時29分

男鹿の海を生かしたブルーカーボンで脱炭素へ。ワカメの養殖拡大などで水産業の振興と環境にやさしいまちづくりを目指します。

ブルーカーボン実証プロジェクトなどに関する協定は、男鹿市と秋田県、県立大学、県漁協のほか、男鹿なまはげ魚(さかな)工房、NTT東日本宮城事業部が結びました。
ブルーカーボンは、海洋生物によって大気中の二酸化炭素が取り込まれ、海の生態系に吸収されたり貯留されたりした炭素のことを言います。
このプロジェクトでは男鹿市が事務局となり、秋田県漁協がワカメの養殖や県内でギバサと呼ばれるアカモクの増殖を行い収穫します。秋田県と県立大学はその技術支援を行うほか、NTT東日本がICTを活用してデータ収集を、男鹿なまはげ魚工房がテストマーケティングの検討や実施を行います。
プロジェクトの本格的な始動は今年度=2025年度からで来年=2026年春にワカメやアカモクの収穫が行われる予定です。ブルーカーボンとしてクレジット化するためには制度の認証が必要で、再来年=2027年春までの申請を目指すということです。