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2016年にも部員に暴力で訓告処分 体罰で懲戒免処分の雄物川高校バレー部元監督 県議会で報告

2025年11月18日 19時04分

雄物川高校男子バレーボール部の監督を務めていた男性教諭が複数の生徒に対する体罰などで懲戒免職処分となった事案が秋田県議会で報告されました。

18日開かれた秋田県議会の教育公安委員会で県教育委員会の安田教育長などが事案について謝罪しました。
秋田県によりますと、雄物川高校の元教諭の男性は監督を務めていた男子バレーボール部の複数の部員に対して平手や拳でたたくなどの体罰を行ったほか、「馬鹿」「地元に帰れ」などの暴言を浴びせたとして、今月=12月懲戒免職処分を受けました。
18日の県議会教育公安委では元教諭が2016年に部員に暴力を振るったとして訓告処分を行っていたと報告されました。また、2019年と2021年、2023年と体罰に関する相談や情報提供が寄せられましたが体罰は確認できなかったということです。
秋田県教育委員会では、生徒に対してハラスメントや不適切な指導を受けたりしていないかを聞くアンケートを年に1度実施していますが、今回被害の声がアンケートに上がってこなかったことを踏まえて内容を見直すとしています。