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警察官ライフル銃を使ったクマの駆除可能に クマ駆除対策チーム発足 /秋田

2025年11月13日 19時18分

警察官がライフル銃を使って人里や市街地に現れたクマの駆除をすることが、13日から可能となりました。県警はプロジェクトチームを立ち上げ、13日出動式が行われました。

クマ駆除対応プロジェクトチームの発足に伴って開かれた出動式には、部隊員10人が参加しました。県警の小林稔本部長は「県民の安全安心は自分たちが守り抜くという強い信念を持ち、活動をお願いする」と訓示しました。
警察官によるライフル銃を使ったクマの駆除は、警察官職務執行法に基づいて行われ、緊急銃猟の市町村長判断が間に合わない場合や、現場のハンターが足りない場合などが想定されています。実際の現場では責任者1人のほか、指揮官1人に射撃担当2人の合わせて4人がチームを組んで対応にあたります。11月6日からは機動隊の銃器対策部隊が派遣され、猟友会の講習を受けてクマの特性について理解を深めたり、緊急銃猟が行われた場所で安全確保の手順などを確認したりして、どのような対処をするか訓練を重ねてきました。プロジェクトチームはクマの出没状況に応じて当面の間、活動をする予定です。