2025年11月06日 19時54分
クマのエサとなる実が大凶作だと言われるこの秋は各地でクマの出没が多発し、その影響が至るところに表れています。リンゴ農家はクマによる食害に苦しみ、生活をかけたクマとの攻防に明け暮れています。
横手市増田町の平良木果樹園では、およそ140アールの畑で5品種のリンゴを栽培しています。このうち被害が大きかった畑には9月下旬からクマが現れ始め、10月からは毎日のように出没するようになったと言います。仕掛けた防犯カメラには、スルスルと木に登っていくツキノワグマの姿。さらにリンゴをくわえたまま木に登る姿も。クマは香りが強く甘い品種を好むと言い、収穫前に多くのリンゴが食べられました。10月31日に電気柵を設置してからは周りを歩いた形跡はあるものの、被害はなくなったといいます。ただ、電気柵の設置には多くの費用と労力がかかり、漏電などを確認する作業も増えたということです。平良木さんは個々の農家が対策しても根本的なところは解決できないと話します。わずか1カ月ほど間に収穫時期とは思えない姿に変わってしまったリンゴの木。ひららぎ果樹園では、最も被害が大きかった品種については普段であれば18キロのコンテナ40箱ほどを収穫しますが、今年は一箱とれるかどうかだと見込んでいます。
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