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相次ぐクマの出没・被害受け 秋田市が危機管理対策本部設置 

2025年11月06日 19時56分

市街地でのクマの目撃や人身被害を受け、秋田市は危機管理対策本部を立ち上げ、6日初の会議が開かれました。

危機管理対策本部は市長や副市長、各部長など21人で構成され、各部の情報を集約し市民に発信します。秋田市では今年度11月4日までに、クマの目撃が3113件ありました。クマが大量出没したおととしのおよそ4倍となっています。人身被害も死者1人を含む10人に上っています。市では11月いっぱい職員がパトロールをし、屋外で活動する市民に注意を呼びかけたり、クマのえさになるものが放置されていないか確認したりします。また、自衛隊の後方支援はほかの市町村から入る見通しだとして、当面は市街地でのクマの捕獲や駆除にかかわる作業を猟友会や業者などに依頼するとしています。クマが出没し現在も封鎖されている千秋公園では、5日新たに2基目の箱わなが設置されましたがクマは捕獲されていません。また観光へ影響が広がっているとみられるため、飲食店や宿泊施設などに聞き取りを行い対策を講じることにしています。