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大津波を想定した訓練 高校生と一緒に地域の園児も参加 手をつないで避難場所へ 秋田・男鹿市

2025年10月28日 19時11分

11月5日の「津波防災の日」を前に28日、秋田県男鹿市の高校で大津波警報が発表された想定の訓練が行われました。高校生と一緒に地域の園児も避難経路を確認しました。

男鹿工業高校は2011年に、津波から一時的に避難するための施設として男鹿市から指定されています。
28日に行われた訓練は、秋田沖でマグニチュード9の地震が発生し大津波警報が発表された想定で行われました。一緒に訓練に参加した船越こども園は、高校からおよそ500mの場所にあります。園児60人は実際に園から歩いて避難場所までやって来ました。3年生の生徒が1階の昇降口まで園児を迎えに行き手をつないで避難場所となる3階の部屋まで連れていきました。
男鹿市危機管理課によりますと、青森から新潟にかけての日本海沖を震源とする大地震が起きた場合、最大10.8mの津波が30分で男鹿に到達するとされています。
男鹿工業高校はおよそ600人を収容することができ、校舎の3階は海抜15.6mあります。
男鹿工業高校は年に2回訓練を行っていて、来年以降も地域の老人ホームなどと合同で訓練を行う予定です。