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強姦致傷の罪に問われた男に懲役8年6カ月の実刑判決 /秋田

2025年10月24日 19時33分

16年前、女性に暴行を加えてわいせつな行為をした罪に問われている男に対し、秋田地方裁判所は懲役8年6ヶ月の実刑判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、秋田市の無職・栗山大樹被告は、2009年県央部の路上を歩いていた当時20代の女性を松林に引きずり込み顔を殴ってけがをさせたうえ、胸を触るなどした強姦致傷の罪に問われています。検察側は被害者に付着していた体液と栗山被告のDNA型が一致しているなどとして被告人の犯行だと主張していました。一方の弁護側は、被害者の証言は信用性が低く第三者が犯人である可能性を示す事情があると無罪を主張していました。24日に開かれた裁判員裁判で岡田龍太郎裁判長は「DNA型鑑定は十分に信頼でき、被告人を事件の犯人であると認定した」「被害者をおとしめる虚偽の証言をするなど反省の態度が全くない」などと指摘し、栗山被告に対し懲役8年6カ月の実刑判決を言い渡しました。