ニュース

「緊急銃猟」でクマ2頭を駆除 秋田・仙北市中心部 角館町の武家屋敷近く 住民の安全確保のため判断

2025年10月23日 20時47分

23日、緊急銃猟制度に基づく市街地でのクマへの発砲が新たに秋田県仙北市で行われました。22日に続き秋田県内では2例目です。

仙北市によりますと、23日午後1時ごろ仙北市角館町川原町の畑で親子とみられるクマ2頭を銃によって駆除しました。クマ2頭は22日から目撃されカキを食べるなどしていて、爆竹を鳴らしても立ち去らず居座っていました。
現場は角館の武家屋敷の近くで、道路をはさんで向かいには観光バスなどが止まる大型の駐車場があります。発砲の前後のおよそ15分間周辺の国道などで交通規制が行われました。
仙北市は「近隣住民の安全確保を第一に、市中心部でのクマの行動が危険と判断した」としています。一定の条件の下、市街地で発砲できる「緊急銃猟」の実施は秋田県内で2例目です。

一方、秋田県湯沢市中心部の住宅に入り込み居座り続けているクマは4日目を迎えましたが、捕獲は確認されていません。湯沢市では玄関先に設置した箱わなにクマが入るのを待つ対応を続ける方針です。