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緊急銃猟を想定し訓練 大仙市でクマの市街地出没の対応を確認 /秋田

2025年10月15日 19時42分

クマによる人的被害が相次ぐ中、9月から各自治体の判断で市街地でも発砲が可能となる「緊急銃猟」の運用が始まりました。横手市に続いて大仙市でも15日に緊急銃猟を想定した訓練が行われました。

大仙市では緊急銃猟制度の運用開始を受け、市街地出没マニュアルを更新しました。訓練には大仙市の職員や警察など約40人が参加しました。9月に行われた横手市の訓練は国主体だったため、市町村単独で訓練を行うのは県内では初めてです。訓練は、駐車場の物置小屋にツキノワグマ1頭が侵入して居座っていることを想定して行われました。訓練には猟友会のメンバーも参加し、緊急銃猟の準備から捕獲するまでの手順を確認しました。県によりますと、今年クマによる人身被害は10月15日時点で31件32人に上り、そのうち1人が亡くなっています。