ニュース

洋上風力の未来を考える 「世界洋上風力サミット」秋田市で開催

2025年10月15日 19時42分

世界洋上風力サミットが秋田市で開幕しました。会議のサブタイトルに掲げられたのは「日本の洋上風力は大丈夫か?」。課題解決への情報交換や議論を進めます。

サミットは日本風力発電協会と風力発電の国際業界団体である「世界風力エネルギー協議会」の共催で行われ、国内で5回目の開催です。3年ぶりに秋田で開かれ、会場周辺で船の模型や点検用のドローンなど、洋上風力に関わる国内外の様々な企業の取り組みを紹介するブースが設けられました。メイン会場のミルハスではオープニングセレモニーが行われ、鈴木知事が歓迎のスピーチをしました。

【鈴木知事】
「一部の海域で事業者が撤退し不透明感が増しているが、国がさらなる導入拡大を進める方針には変わりはない。秋田県はこれからも恵まれた風況を生かしかしながら、再生可能エネルギーの最先進地域として力強く歩み続けていく。」

会議のコンセプトは「日本の洋上風力の現在地 日本の洋上風力は大丈夫か?」。開発を着実に進めるための課題に対し、野心的で先進的な解決策を議論します。日本風力発電協会の秋吉優代表理事は「まだ日本の洋上風力は黎明期にあると認識すべきだ」と話し、現状を共有しました。国内外からおよそ700人が秋田を訪れるサミットは17日まで開かれます。