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【戦後80年】土崎空襲 新たな犠牲者の名簿を奉納 奉納式で追悼の祈り /秋田

2025年09月29日 19時06分

終戦前夜に起きた秋田市の土崎空襲での犠牲者が書かれた新たな名簿が奉納されました。

8月に行われた平和祈念式典から新たに2人の犠牲者の氏名が判明し、特定できた人数は127人になりました。土崎空襲は終戦前夜の1945年8月14日から15日にかけてアメリカ軍が秋田市土崎地区の製油所に1万2千発もの爆弾を投下し、250人以上が犠牲になったとされています。27日に秋田市土崎港では、犠牲者を追悼するために建立された「平和を祈る乙女の像」に新たな犠牲者名簿を奉納しました。奉納式にはおよそ35人の市民が参列し、犠牲者に祈りをささげました。土崎空襲では、これまでに少なくとも市民94人、軍人33人の合わせて127人が犠牲となったことが分かっています。奉納式を行い戦争の悲惨さを語り継ぐ土崎港被爆市民会議は、今後も県や秋田市に犠牲者の氏名の調査への協力を求める考えです。