ニュース

クマに襲われ男性2人けが 1人は顔から出血しドクターヘリで搬送 電線工事の撤収作業中に 秋田・鹿角市

2025年09月18日 19時52分

18日午後、秋田県鹿角市八幡平で電線工事をしていた男性2人がクマに襲われけがをしました。1人は顔から血を流した状態で病院に運ばれました。会話ができる状態だということです。

警察と消防によりますと、18日午後2時半前、鹿角市八幡平坂比平で電線工事を終え撤収作業をしていた20代男性から「クマに襲われた」と119番通報がありました。
クマに襲われたのは男性2人で、50代の男性は顔から血を流した状態でドクターヘリで病院に搬送されました。もう1人の20代の男性は右の太ももを噛まれ、救急車で鹿角市内の病院に運ばれたということです。2人とも会話ができる状態です。
現場は国道341号から熊沢川の方に200mほど入った場所です。秋田県のツキノワグマ等情報マップシステム=クマダスによりますと、18日午前中に国道341号近くのクリの木で体長80cmほどの親グマ1頭と体長40cmほどの子グマ2頭が目撃されていました。
秋田県警によりますと、今年県内で起きたクマの人身被害は12件13人です。被害件数は去年の同じ時期よりも3件多くなっていて、今月に入ってからは4件目になりました。
秋田県はこの秋はクマのエサとなるブナの実の大凶作が予想されているとして、来月末までの2カ月間をクマ事故防止強化期間と定め注意を呼び掛けています。