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秋田・東成瀬村の栗駒山荘で宿泊者86人が水や食事が原因の食中毒 湧き水を消毒する機械の薬剤が空に

2025年09月01日 13時30分

秋田県東成瀬村の「栗駒山荘」に宿泊した86人が食中毒を起こしていたことがわかり県は、施設を5日間の営業停止処分にしました。
秋田県によりますと、8月19日、神奈川県庁から東成瀬村の第三セクター「栗駒山荘」に宿泊した2人が下痢や腹痛などの症状を訴えていると連絡がありました。
保健所の調査で一部の患者や調理スタッフの便と施設で使っていた水から大腸菌などが検出されたことから県は、栗駒山荘の水や食事を原因とする食中毒と断定しました。
これまで下痢などの症状を訴えた人は16都府県の4歳から86歳までの男女あわせて86人に上り、先月9日から15日までに栗駒山荘の水や食事をとっていました。重症の人や入院した人はいません。
原因は調査中ですが、湧き水を塩素で消毒する機械の薬剤が空になっていたということです。施設は8月23日から営業を自粛していて県は8月31日から5日間の営業停止処分としました。