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伝統の「毛馬内の盆踊」 秋田・鹿角市 23日まで行われ踊り手たちの優雅な舞が訪れた人を魅了

2025年08月25日 19時54分

ユネスコ無形文化遺産に登録されている秋田・鹿角市の「毛馬内の盆踊」がおととい23日までの3日間行われ、踊り手たちの優雅な舞が訪れた人を魅了しました。

秋田県の三大盆踊りの1つ、鹿角市の「毛馬内(けまない)の盆踊」はおよそ450年前から続く伝統行事です。毎年8月21日から3日間行われていて、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
盆踊りには、地元の人をはじめ県外の人も参加する中で、鹿角高校の伝統芸能同好会の生徒6人も参加して地域の伝統行事を盛り上げました。
日が沈んだ午後7時すぎ。「呼び太鼓」と呼ばれる太鼓が演奏されると手ぬぐいで顔を隠した踊り手たちがかがり火を囲み始めます。毛馬内の盆踊は、大太鼓と笛の囃子で踊る「大の坂(だいのさか)」、戦いから帰った兵たちをねぎらったのが始まりとされている伴奏がない唄のみで踊る「甚句」のほか、余興として最後に「じょんから」を披露します。
最終日の23日は時折雨が降って踊りの中断があり時間も短縮されましたが今年も地域の伝統は守られました。優雅な踊りが訪れた人を魅了しました。