2025年08月21日 18時49分
猛暑の影響が野菜などの農作物にも出ています。技術向上のためおよそ20種類の作物を育てる秋田市園芸振興センターで話を聞きました。
夏から秋にかけて出荷が続く長ネギ。青い葉の部分は順調に伸びています。長ネギを挟むようにこんもりと盛られた土は、通常は今の倍ほどの高さまで土を盛り、白い部分を伸ばさなければいけませんが、高温や少雨の影響で丈が十分に伸びません。秋田が出荷量日本一を目指すエダマメも暑さの影響を受けています。葉は青々と茂り一見すると生育に大きな問題は無さそうですが、実の部分に例年との違いがありました。さやのつく時期のズレは実入りの差として表れます。早くできた下の方のさやは豆に厚みがあるため膨らんでいますが、遅れてできた上の方のさやはまだ薄くぺたんこの状態です。ひとさやずつ手摘みするのではなく株でまとめて収穫するため、実入りに差があると規格外が増え、出荷量の減少に繋がります。さらにヒマワリは、種を蒔く日を2、3日ずつずらし4つのパターンで育てましたが、後半の2つは思ったように丈が伸びないまま花芽がつき始めました。種をまいた後に雨が降らず、高温が続いたことが影響したとみられます。8月30日のイベントに花の咲くタイミングが合うよう種まきの時期は逆算して決めましたが、天気が読めないため複数のパターンを試したそうです。出荷時期のズレやそれに伴う価格変動など、異常気象がもたらす影響はこれからよりはっきりと見えてきそうです。
2025年08月21日 18時52分
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2025年08月21日 12時56分
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