ニュース

伝統の花火大会を受け継ぎ「八峰花火フェス」開催 /秋田

2025年08月11日 19時01分

花火大会の伝統を引き継いだ若い世代が八峰町を盛り上げました。花火で使う火薬が高騰するなどの課題がある中で、支援を受けながら新たな取り組みに挑戦しています。

「八峰花火フェス」は30年以上地域に愛された雄島花火大会の伝統を引き継ぎ、町の商工会青年部が中心となって去年から開いています。今年は新たな取り組みとして、会場に来られない人やもう一度見たいという人のためにYouTubeで配信も行いました。多くの人が会場の雰囲気を楽しめるよう工夫を凝らし大会の内容をより充実させましたが、花火で使う火薬の高騰などといった課題もあります。そうした中で、夏の風物詩を存続させようと始まったのがキリンビールが行う「晴れ風アクション」です。キリン晴れ風をスーパーや飲食店で購入すると、売り上げの一部が花火大会を行う自治体に寄付されます。また商品のQRコードを読み取ると専用サイトで応援したい自治体に寄付することもできます。2年目のことしは八峰町の他、にかほ市の花火大会も支援先に選ばれています。10日午後8時。日本海に浮かぶ孤島・雄島からおよそ1500発の花火が打ち上げられました。中浜海岸にはこの日を楽しみにしていた人たちが集まり、夜空を見上げます。新しく生まれ変わった花火大会は世代を超えて愛され、八峰町の夏を彩ります。「未来の子どもたちのために」という花火大会にかける思いは繋がり続けます。